深夜の高速道路から見える街の光たちが、星屑の様で、美しく、人々の生活を感じ、儚い。
私は不思議な気持ちで家までの道のりを、今日の一日を振り返りながら揺られている。
こんな時間でも、車はひかり、街にあかりがある、何を営んで、何をしているのだろうか。全てを知りたくなる。
木々たちがおいしげる一本道、対向車線からやってくるひかり。
心身の疲労が、このひかりの世界の中と一体化して緩んで解けてしまえばいいのにと思う。
前奏が始まる、苦しみからの解放そして思考の開始、夢の中でも続けてるルーティン。
この世界に音はあっただろうか。