特になし

 いつも、と言うほど制作を沢山してきたわけじゃないけど、いつも作品にタイトルはない。

 考えれば考えるほどカッコつけてしまったり、説明的になってしまうからだ。

 あと、変な解釈される理由の一つになってしまいそうだから。

 今まで誰にも見られたくないと思いながら絵をかいたり、色々してた。

 それは自分が作ったものに自信が無いからだし、簡単に言えば恥ずかしいからで。

 自信のなさというのは、基礎的なデッサン力の無さと、それを学ぶ予備校が生理的に受け付けず、みんなが当たり前に行っていた予備校に行けなかった“私”へのコンプレックスである。

 少数派になってしまった自分のことを個性とも思えず、そのままふわふわと体調不良です。

 いろいろ経験してきて、沢山つくるぞ〜と思った途端にどよーんとしてしまったのでとりあえず裏方の学びと、学芸員資格を取ろうと思い今の学部に入った。それで良かったと思う。

 新しく始めることをとても怖がってしまう、やり遂げられなかった時の自分をとても見下してしまうからだ。でも、こうやって人に見られる、読まれること、を意識したらまた変わってくるのではと、いきなり私的天変地異が起こったので、細々と初めて行きたいと思う。

 下絵とかもなんも出来てないし、画材とか足りてないのあるかもしれないから、画材を買ったり、教科書を読んだりしてゆっくり作って行ければいいなと思う。

 これは私の治療でもあるのです。

予備校の漫画いま売れてるけど、多分一生読めないと思う。