スシロー国分寺店

偶然、回転寿司屋で、向かいのボックス席の2歳くらいの男の子がひょこっと顔を出して、構ってほしそうに、私をみた。

私は、かぼちゃの天ぷらを齧りかけていて、その状態で変な顔をした。

照れた顔をしてしゅるしゅると背もたれに消えてゆくその子を見つつ、変な顔のまま天ぷらを食べた。

その後も、チラッと顔を出しては、私は何かしらした、その度に、背もたれにしゅるしゅると消えた、声も出してコミニケーションを取った。そうなの〜!と、相槌をただ打ったり。

その子が背もたれの縦、ではなく横の部分から顔を出てきた、私たちへのフェイントだった。

はっとして、横なのね!?と驚いた顔をし、友だちと、ええ〜!!かわいい〜すごい〜!!と褒めちぎったら、本当に、太陽のような笑顔でまた自分の席へ戻って行った。

長く文章を書くのが好きな私、小さい頃から書いていたが、太陽のようなという、よくある比喩を使うのはその子のためにあると感じたし、初めてこんな明るい比喩表現を使わせてくれて、ありがとう。

凄まじい生命力を感じて、顔がくしゃくしゃになった。


この文章は、このまま、明るいまま、終わらせよう。