目が覚めちゃった

こんな時間に悪夢で目が覚めるし、

 


悪夢の内容には最近、中高のそこまで好きでなかった同級生たちばかりが私の周りを行き来しながら、声をかけてくる。

でも好きな子も出てきて、何故かその子と、どこか知らない国に旅行していた。ハンバーガー屋さんで拙い英語で頑張って注文したら、ハンバーガーの中の肉をビーガン仕様にするか、普通のでいいか英語で聞かれた。私はノーマルノーマルビーフ、みたいなことを言ったら突然その店主が「てか日本ではビーガンのハンバーガーとかっていくらくらい?」って流暢な日本語で聞いてきた。

何となく1000円は超えると思います……と、日本語で返した。

その時、日本札しかないと気付くと、友だちに待ってるから下ろしてきなよ、と言われ、よく夢に出てくる日本札を入れるとその国のお金になる機会の場所まで走る。

到着して、キャッシュカードを探していると、体格の良いでスキンヘッドのスーツの男の人がここにあるよ、その人も利用していた。

私は後ろで並んで、無事その国のお金を手に入れることが出来たから、友だちの元へと走った。

走ってる最中、学校の校庭、サッカーゴールの後ろをサッカーしている私の同級生たちを尻目に走った。

そこで私はサッカーゴールの中に気付いたら入ってしまっていた。ゆうき(人名)がサッカーゴールのその側から空っぽな目でこちらを見つめる。

私はサッカーゴールの中に閉じ込める変なガラスのようなものを必死で叩き割った。

友だちのもとへと行かなくてはここは安全ではないと感じたからだ。

叩き割って外に出るとフラフラで、はしりながら何度も、ぶつかり、転び、膝や手のひらから血がでて、砂利と混ざって気持ちが悪かった。

怪我をしたまま、走りつづけていたら、またそこまで好きでなかった同級生たちが、私の好きなバンドマンのチェキを手にして、歩いていた。何故だか許せない気持ちになって「それ過去チェキ?」とだけ聞いた、なんか言っていたけど、知らねーよ、と言ってまた走った。

その間もたくさん人にぶつかったり転んだりして、息が苦しくなる。

すると、中学時代友だちグループ!みたいになってしまったメンツの1人に、ひよはいつもそうだよね。と、言われ怒りを心にしまった。

友だちはきっと、ビーガンのハンバーガーを頼んでる、なんて思いながら、走っていたら、人が一人もいない、真っ暗なドン・キホーテの中で、アダルトグッズプロテインのコーナーにいた。

その店の中で、私は別の次元にやって来てしまって、二度と戻れないのか、と、察して苦しむ。そしたら目が覚めると(覚めてない)血まみれでサッカーゴールで倒れてるままだった。また、夢の世界から脱出できないことにもがいて、苦しんで居るとまた目が覚めた(覚めてない)そのとき私は膝立ちの状態で、家にある1万円札達をばらまきながら、泣いていた。泣きながら、部屋を見つめた、1万円札が所々に落ちていて、それが何故かとてつもなく悲しくなった。

そこでほんとに目が覚める。

さっきの事だ。

目が覚めて、心身の不愉快さに唖然としながら、とてつもなく眠たかった。そして少し寝ると、また変なドン・キホーテに行ってしまって、私は自力で目を覚ました。

さっきの事だ。

加湿器の淡い紫の色と、水蒸気を枕元から、ぼーっと、見つめる。

水を飲み、トイレに行き、明日の一限まで寝ないでいようかなやみ、まあ、寝れたら寝るか、くらいの気持ちで、脳のこの不愉快さを無くすためにどうしたらいいのかと考える。

この不愉快さが、どんどんと明確な痛みに変わってきている。

 


始発の音がする。