1462文字だってさ

2021/04/01午前0時58分

 


吉祥寺の実家にて

横で猫がぷーぷーと鼻息立ててねてる

 


31の夕方、おばあちゃんと家で晩御飯を食べるために家に帰ってきた、家?

家の前におばあちゃんがたっていて大通りの方を見つめていた、おばあちゃんは私がバスかタクシーでやってくると思ったのだろう。

後ろから声をかけた。

通り過ぎるサラリーマンが、私たちの家と私の顔を交互に見てまた歩いていった。

家、には、大きく名前や、わかりやすいモチーフが描かれていて、私が何者なのかわかる人には分かるのだろう。

こういった思考は自意識過剰なのだろうか。

本当は30日の夜に向かう予定だったのだけれど、携帯の充電器を家に置いてきてしまって、そういった小さなミスをすると、私はその日のスケジュールは何もかもダメになってしまうタイプなので行けなくなってしまった。

 


31日の昼、おばあちゃんから電話が来て、ワークマンにある何かが買いたいと言う内容だった。というより、スカイツリーに行きたいという、というより、私とお出かけしたい、という気持ちが伝わってきて幸せになった。

そのあと、頭痛と眠気の中で布団に入り、3時に、血縁者からLINEが入る。

具合はどうですか?と

最近、血縁者は、どこで知ったか、私の体がバグを起こしてしまっていることを知って、粘りと接してくる。

この日の体重は42キロだった

6時前後には吉祥寺に着きます、と連絡し、シャワーを浴び化粧をして服を着て、外に出た。

ホームに立ってる時いつも思う。いつも。いつも。いつも。

 


おばあちゃんはお肉を焼いていてくれて、フキの煮物とホタテのお刺身とこんにゃく炒めたヤツと、アスパラとキノコのソテー、をつくってくれた。

 


血縁者は、ティラミスを用意していて、でもおばあちゃんも紅茶のケーキを買ってきてくれていて、圧倒的に紅茶のケーキの方が好みなのにおばあちゃんは、もめたらめんどいからティラミス食っとけみたいなことを言っていたので2人でティラミスを食べた。ティラミスも美味しかった。

 


食後、朝シャワー浴びるからいいよ、と言って、部屋で猫とゴロゴロしていると血縁者が家に帰ってきたらしく、LINEが来た

明日は9時にエアコンのクリーニングの男の人が来るけどびっくりしないでね

みたいな長文

その後に

朝ごはんも買ってきましたよ

みたいな、バグを起こした私の精神に優しく粘り強い言動を素早く、しかもどうどうと。

血縁者は、いつも、私の中に入り込むのが上手い。

いつも、いつだって、私を弱らせて、私の中に入ってきて私を固めてた。何より、罪悪感を植え付けるのがとても上手なひとだ。

私がまだ洗脳状態で愛着性トラウマが強い状態なら喜んで飛びついただろう。

お母さん、って言って

ただ、わたしは、私の中に入り込もうとしている誰か、だと言うことを分かってしまっている。

分かってしまわなければ良かったのに、わからなければ、こんなこと、わからなければずっとずっと洗脳の世界の中で生きていけば、私は理想の娘で紙の中の娘で居られて、愛し愛されることが出来たんじゃないか。

わたしは、偶然、分かってしまったから。

 


私は、今でも、入り込んでこようとする血縁者の手を握りそうになる、いや、握りたい、すごく。

でも、拒まなくてはならない。

拒まなければ、私が死んでしまう。前例を間近で見てきたから。

私にはお母さんなんて居ない。その現実をただ、ただ、受け入れる行為をすることが、今私ができる唯一の術である。